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臨床報告
フルオレスセイン結膜下注射による前房染色に関する研究—第3報Prone-position testとの併用によるPupillary blockの観察
著者: 鈴木昭子1
所属機関: 1東北大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1037 - P.1042
文献購入ページに移動緒言
Primary angle-closure glaucomaにおいて,pupillary blockが眼圧上昇の要因を占めることはすでに広く認められているが,その房水動態を直接観察した報告はない。
著者はこの度fluorescein-Na溶液(以下Fと略記)の結膜下注射による前房染色法1)〜4)と,prone-position test (以下PPTと略記)とを併用することにより,pupillary blockの状態における房水動態に種々の型があることを知り得たので,その結果と緑内障診断への応用について報告する。
Primary angle-closure glaucomaにおいて,pupillary blockが眼圧上昇の要因を占めることはすでに広く認められているが,その房水動態を直接観察した報告はない。
著者はこの度fluorescein-Na溶液(以下Fと略記)の結膜下注射による前房染色法1)〜4)と,prone-position test (以下PPTと略記)とを併用することにより,pupillary blockの状態における房水動態に種々の型があることを知り得たので,その結果と緑内障診断への応用について報告する。
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