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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻1号

1975年01月発行

文献概要

臨床報告

先天性全色盲眼の螢光眼底像と視覚誘発反応

著者: 中塚和夫1 三島恵一郎1 深田高一2 千葉剛次2

所属機関: 1長崎大学医学部眼科学教室 2長崎大学医学部第2生理学教室神経情報研究室

ページ範囲:P.15 - P.20

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緒言
 先天性全色盲(ここでは桿体一色型)は単に顕著な色覚異常のみでなく,中心視力障害,眼振,差明を合わせ伴い,かつ部分色盲とは異なつた遺伝形式1)であるということから,多くの研究者の興味をそそり,種々の研究が行なわれてきた。特に光覚,色覚に関しての報告は数多い。今回われわれは,典型的な先天性全色盲患者に,近年その診断的価値が重視されてきた螢光眼底写真像と,視覚誘発反応(VEP)を求め,興味ある結果を得たので,その他の成績とあわせ報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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