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臨床報告
眼感染症に対するAmpicillin類似新抗生剤の基礎的,臨床的検討
著者: 大石正夫1 西塚憲次1 本山まり子1 小川武1 田中幹人2
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室 2新潟鉄道病院眼科
ページ範囲:P.55 - P.62
文献購入ページに移動近年,広域ペニシリンであるAmpicillin (A—BPC)の誘導体として,経口投与により消化管からの吸収にすぐれて,高い血中濃度がえられることを特徴とする合成ペニシリンが相ついで登場した。すなわちABPCのベンゼン核のparaの位置にOHを導入したAmoxycillin (AMPC)と,ABPCのpivaloyloxymethyl esterよりなるPivampicillin (PVPC)の2剤である。
AMPC,PVPCはともに同量のABPC内服時の2〜3倍高い血中濃度がえられ,各臓器へも高濃度に移行することが認められている。眼科的には眼内移行の点が興味あるところである。
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