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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻1号

1975年01月発行

文献概要

臨床報告

眼感染症に対するAmpicillin類似新抗生剤の基礎的,臨床的検討

著者: 大石正夫1 西塚憲次1 本山まり子1 小川武1 田中幹人2

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室 2新潟鉄道病院眼科

ページ範囲:P.55 - P.62

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緒言
 近年,広域ペニシリンであるAmpicillin (A—BPC)の誘導体として,経口投与により消化管からの吸収にすぐれて,高い血中濃度がえられることを特徴とする合成ペニシリンが相ついで登場した。すなわちABPCのベンゼン核のparaの位置にOHを導入したAmoxycillin (AMPC)と,ABPCのpivaloyloxymethyl esterよりなるPivampicillin (PVPC)の2剤である。
 AMPC,PVPCはともに同量のABPC内服時の2〜3倍高い血中濃度がえられ,各臓器へも高濃度に移行することが認められている。眼科的には眼内移行の点が興味あるところである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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