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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻10号

1975年10月発行

臨床報告

網膜剥離と鑑別を要したSex-linked juvenile retinoschisisの一例

著者: 飯島幸雄1 石川清1 柳田泰2

所属機関: 1千葉大学医学部眼科学教室 2大宮赤十字病院眼科

ページ範囲:P.1131 - P.1136

文献概要

緒言
 Sex-linked juvenile retinoschisisは本邦ではきわめて珍しい若年性遺伝性の眼疾患である。この疾患のPeripheral retinoschisisと網膜剥離は病理組織学的にも検眼鏡的にもまつたく異なつた所見を呈す。一方,通常の眼科的検査方法では両者の鑑別がまつたく困難な症例もまれではあるが存在する12)16)18)。この時は治療が関係してくるので確実な診断が要求され,より積極的な診断方法をとる必要がある。われわれは通常の眼科的検査方法で鑑別に苦しみ,診断的光凝固術を施行することによつて確定診断できた症例を経験したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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