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臨床報告
新しい抗緑膿菌性抗生剤Amikacin (BB-K8)の眼内移行ならびに臨床的検討
著者: 大石正夫1 西塚憲次1 本山まり子1 小川武1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1147 - P.1151
文献購入ページに移動近年,新しい抗緑膿菌性抗生剤が相ついで登場しているが,なかでもアミノ配糖体抗生剤の耐性機序が解明されたことにもとづいて,いくつかの半合成アミノ配糖体抗生物質が検討されている。
Amikacin (BB-K8)もその一つで,Kana—mycin Aの構成成分である2—Deoxystrepta—mine部分のC−1アミノ基をL (—)—γ—Amino—α—hydroxybutyric acid (L-HABA)でアシル化してえられた抗生剤で,第1図の構造式で示される。
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