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眼・光学学会
有限距離におけるZero-verging Powerを有するレンズの実験—第2報Meridional Type Iseikonic Lenses
著者: 加藤桂一郎1 保坂明郎1 梶浦睦雄1 岡島弘和2 松居和男2
所属機関: 1福島県立医科大学眼科学教室 2日本光学工業株式会社
ページ範囲:P.1169 - P.1172
文献購入ページに移動前報において注視点が移動しても角倍率が変化しないOverall iseikonic lensを試作し,その光学的特性ならびにそれを用いた基礎実験について述べた1)。今回試作したMeridional iseiko—nic lensはBi-cylinderすなわち両面とも円柱面で,しかもそれらの軸が互いに平行になつている単レンズである。したがつてMeridianの方向によつて角倍率が異なり,倍率が極大になるMeridional断面はOverall typeのレンズの断面に等しく,その光学的Processはまつたく同じである。角倍率が1%より7%までのZero-verging meridional iseikonic lensを使つて,幾何効果(Geometric effect),誘発効果(lnduced effect),および2,3の眼機能について基礎実験を行なつたので以下報告する。
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