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眼・光学学会
新しい隅角鏡の試作
著者: 岩田和雄1 八百枝浩1 長谷川弘2 納田昌雄2 高橋千代治2
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室 2日本光学工業株式会社
ページ範囲:P.1267 - P.1268
文献購入ページに移動前房隅角は隅角鏡により観察可能となる。屈折媒体は角膜と前房水であるから,未開拓の分野である隅角の高倍率下生体観察のための光学的アプローチの方法は必ずしも困難ではないはずである。この場合特に対象となるのは房水が直接流け出るtrabecular meshwork, Schle—mm管,outletおよびunconventional route等である。
以上の目的から光学的な条件を検討した。従来の隅角鏡の結像論については私どもは以前にspot diagramを用いて検討した(臨眼27巻)。これによるとKoeppe型でもGoldmann型でも非点収差様の結像パターンがえられた。これを補正すれば隅角鏡の解像はある程度よくなるはずである。
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