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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻2号

1975年02月発行

文献概要

臨床報告

いわゆるCellophane Maculopathyについて

著者: 三木徳彦1 砂田勲1 吉田愿1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.197 - P.203

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緒言
 黄斑部疾患については多数の報告があり,その大部分は網脈絡膜病変で,網膜内面の変化による疾患の報告は少ない。網膜剥離手術後等の黄斑部皺襞形成(macular packer, Sternfalten-reti—nitis等)はよく知られているが,黄斑部網膜内境界膜収縮による特発的網膜皺襞形成,いわゆるcellophane maculopathyについては, Mau—menee, Jaffe, Gloor等の報告が散見されるが,本邦ではまだ関心が薄いようである。
 このたび,網膜内境界膜の収縮による黄斑部症の11例について,眼底検査,細隙灯眼底検査,螢光眼底血管造影法等を行ない臨床的に検討を加え,その知見を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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