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特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その2) 学会原著
未熟児網膜症の臨床的研究
著者: 丹羽康雄1 鈴木正子1 竹内豊2 藤塚万里子2
所属機関: 1松戸市立病院眼科 2松戸市立病院小児科
ページ範囲:P.269 - P.278
文献購入ページに移動わが国の全出生数は,1971年度の統計で2,000,973人である。その内,届け出された2,500g以下の低体重児(以下,未熟児とす)数は,125,927人である。未熟児死亡率の約18%9)25)を引くと,推定約102,000人の未熟児の眼底検査をしなければならず,眼科医にとつて非常な負担である。眼科管理を能率的に行なうために,網膜症の発生および進行の恐れのある非常に危険の高いグループを予測できれば,診療上非常に有益である。著者らは,未熟児の発育状態および治療を検討し,本症の発生と進行にいかなる因子が関与しているか手がかりをえる目的で統計的解析を行なつた。
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