icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻3号

1975年03月発行

特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その2)

学会原著

赤外線カラー写真の眼科的応用—正常および脈絡膜黒色腫とその類似病変について

著者: 重河康弘1 福永裕1 郡山昌太郎1 石田尚央1 稲原明肆1 調枝寬治1

所属機関: 1広島大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.345 - P.349

文献概要

緒言
 従来眼底変状の記録および病態把握のために種々の試みがなされ,これまでに螢光眼底撮影をはじめ,単色光撮影,無赤色光撮影,立体撮影等が診断上有効な手段とされている。
 近年,赤外線に感光性を有するカラーフィルムが市販され,容易に入手可能となつて眼科的にも応用しうるようになつてきた。このフィルムによる眼底撮影の報告は,Ernest1)(1968)によりはじめてなされ,眼底の色素性変化をより鮮明に表現できると述べられた。わが国では松井2)(1970)が正常眼についての所見を報告し,その後,2,3の報告がみられたが,最近ではあまり顧りみられていないようである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら