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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻4号

1975年04月発行

特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その3)

学会原著

視交叉前症候群—球後視神経炎様症状を呈した髄膜腫症例

著者: 諫山義正1 高橋俊博1 近藤哲夫1 小原実2 玉木紀彦3

所属機関: 1神戸大学医学部眼科学教室 2公立豊岡病院眼科 3神戸大学底学部脳神経外科

ページ範囲:P.463 - P.472

文献概要

緒言
 視交叉部近傍の脳腫瘍,ことに髄膜腫の場合,神経眼科学的には両眼の単性視神経萎縮,両耳側半盲を示し,いわゆる視交叉症候群といわれている。しかし非定型的な場合には球後視神経炎との鑑別が非常に困難なことがしばしばある。このたびわれわれは比較的急激な視力障害,中心暗点等の球後視神経炎様症状を呈した4症例の視交叉部近傍の髄膜腫症例に遭遇し,その問題点について検討し,視交叉前症候群を提唱したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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