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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻4号

1975年04月発行

文献概要

特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その3) 第28回臨眼特別講演

眼のトキソプラスマ症

著者: G.Richard1

所属機関: 1

ページ範囲:P.489 - P.495

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まえがき
 かつては眼にToxoplasmosisが起こるのはまれなことと思われていましたが,今では網脈絡膜炎のありふれた原因と考えられています。実際眼の後極部の肉芽性炎症の30から50%がそうであると言われています1)2)。この病気の再発型は眼科医にとつては困つた病気で,トキソによく効くといわれている薬を使つているにもかかわらず,網膜の中心部がおかされて,毎年何千人もの人が失明しています。
 この病気の成り立ちと,病原体であるToxoplasmagondiiに対する生体の防衛の仕方をよく理解していないと,治療に失敗します。それで本日に,眼の病巣の成り立ちと,眼が侵された時の治療と,2つのことに重点をおいてお話しします。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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