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臨床報告
未熟児網膜症の光凝固症例
著者: 田淵昭雄1 山本節1
所属機関: 1兵庫県立こども病院眼科
ページ範囲:P.509 - P.512
文献購入ページに移動緒言
兵庫県立こども病院にて,未熟児網膜症(以下網膜症と略す)に対し1971年2月にはじめての光凝固術を行なつて以来,1974年3月31日までの光凝固症例は54名(のべ119眼)に達している。
現在まだ十分長期にわたる術後経過を観察し得ていないが,症例の87%が視力の予後については良いと推測される成績を得た。しかし,不幸にしてすでに盲あるいは重症視力障害にいたつた者もあり,手術の時期,適応,その他については,なお検討しなければならない問題が残つている。
兵庫県立こども病院にて,未熟児網膜症(以下網膜症と略す)に対し1971年2月にはじめての光凝固術を行なつて以来,1974年3月31日までの光凝固症例は54名(のべ119眼)に達している。
現在まだ十分長期にわたる術後経過を観察し得ていないが,症例の87%が視力の予後については良いと推測される成績を得た。しかし,不幸にしてすでに盲あるいは重症視力障害にいたつた者もあり,手術の時期,適応,その他については,なお検討しなければならない問題が残つている。
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