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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻5号

1975年05月発行

特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その4)

学会抄録

コーテッド眼鏡レンズの耐久力吟味

著者: 高尾宗良1 戸塚清1

所属機関: 1関東逓信病院眼科

ページ範囲:P.571 - P.572

文献概要

緒言
 コーティングが施された眼鏡レンズの方が,反射が少なく,またゴーストや迷光も少なく,明視の効果があるので,ここ十年来,一般の趨勢として,眼鏡レンズには,表面,および裏面のコーティングが行なわれている。工法も進歩し,最近ではマルチコーティングが通則となつてきた。しかし工法の一部は企業秘密で覗い知るをえないこともある。
 カメラのレンズでは,コート面を拭くような機会は比較的少ないが,眼鏡レンズでは,これらが顔面に露出して掛けられている関係上,汗,皮脂がつく,雨滴,塵埃がかかる,衝撃がおよぶ,化粧液がかかる,ハンケチで拭くなど,いろいろの因子が関係し,コート面が損壊される怖れがあると考える。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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