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特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その4) 学会原著
全身麻酔下の斜視患者の眼位
著者: 松山秀一1 田中幸子1
所属機関: 1弘前大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.573 - P.578
文献購入ページに移動緒言
全身麻酔の発達に伴つて,眼科手術も全身麻酔下に行なわれる機会が多くなつている。ことに,斜視の手術が全身麻酔下に行なわれていることは諸家の報告1)2)3)からも明らかである。しかし,諸家の報告をみると,麻酔の手技,安全性,有用性について言及したものは多いが,全身麻酔の眼球運動または眼位に及ばす影響について論じたものは少ない4)5)6)7)。
われわれは,斜視患者の全身麻酔下における眼位の変化,ことに麻酔深度と眼位との関係および麻酔下眼位と安静位との関係に興味をもち,症例数は少ないが,GOF全身麻酔時における動脈血中Fluothane濃度と眼位を検討したのでここに報告する。
全身麻酔の発達に伴つて,眼科手術も全身麻酔下に行なわれる機会が多くなつている。ことに,斜視の手術が全身麻酔下に行なわれていることは諸家の報告1)2)3)からも明らかである。しかし,諸家の報告をみると,麻酔の手技,安全性,有用性について言及したものは多いが,全身麻酔の眼球運動または眼位に及ばす影響について論じたものは少ない4)5)6)7)。
われわれは,斜視患者の全身麻酔下における眼位の変化,ことに麻酔深度と眼位との関係および麻酔下眼位と安静位との関係に興味をもち,症例数は少ないが,GOF全身麻酔時における動脈血中Fluothane濃度と眼位を検討したのでここに報告する。
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