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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻6号

1975年06月発行

文献概要

特集 第28回日本臨床眼科学会講演集(その5) 学会原著

Acute Posterior Multifocal Placoid Pigment Epitheliopathy (APMPPE)

著者: 丸山博信1

所属機関: 1群馬大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.729 - P.736

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緒言
 脈絡膜よりの漿液性浸出を原因とする続発性網膜剥離の代表としては,原田病ならびに中心性網膜炎があるが,これと同じような範疇に入りながらもなおきわめて特徴ある臨床像を示す疾患として,急性後部多発性円盤状色素上皮症,Acuteposterior multifocal placoid piglnent epithe—liopathy (APMPPE)なる疾患の存在することが1938年Gass1)により報告されている。
 本邦では吉岡氏2)の非典型例を別とし,このような疾患の典型例の報告はみられない。われわれはまさに本症そのものであると考えられる3例を経験し,その臨床所見ならびに螢光像の解析から,本症の発症機作について得た見解を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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