文献詳細
臨床報告
パルス型クセノンアーク光凝固機の臨床成績
著者: 天野清範1 田中宏和1 馬場賢一1 小松伸弥1 野寄喜美春1
所属機関: 1埼玉医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.823 - P.829
文献概要
クセノン光凝固機は,その光源であるクセノン高圧アークランプが安定しており,出力のきわめて大であることを利用して製作されたものであるが,最近では短時間(3秒以下)オーバーチャージを行なつて,高出力を取り出す方法が一般化されてきた。また高反射率の非球面反射鏡が完成し,光束の集光能率が大となつた。われわれはこれらの技術を利用した中型光凝固機(半田屋製)を試用した。本機は最高1450Wまでオーバーチャージすることができ,従来の連続光型クセノン光凝固機(たとえば西独ツァイス社製1))に類似の性能を有しながら,装置の小型化低廉化をはかつてある。
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