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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻8号

1975年08月発行

文献概要

連載 眼科図譜・213

脈絡膜転移腫瘍の10例—特に放射線療法について

著者: 田淵祥子1 小田逸夫1 大川智彦2

所属機関: 1癌研究会付属病院眼科 2癌研究会付属病院放射線科

ページ範囲:P.891 - P.892

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解説
 脈絡膜転移癌患者は生命予後が悪いためか,これに対し積極的保存療法が行なわれることはまれである。放射線療法,抗癌剤の発達につれて,転移病巣を持つ癌患者に対する延命効果も上がつてきた現在,本症眼球を摘出せず視機能を維持することが,患者に対し精神的にも身体的にも意味あることとなつた。私どもは最近6年間に癌研で経験した本症10例中の7例に,Linac X線療法を行ない好結果を得た。図はその代表4例の治療前および治療後の眼底写真である(左側が照射前,右側が照射後)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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