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網膜剥離
著者: 岸本正雄1
所属機関: 1京都大学
ページ範囲:P.973 - P.979
文献購入ページに移動1.ライソゾームと網膜剥離(1)網膜および下液の酵素活性
網膜剥離患者の網膜下液にlysosome酵素であるacid phosphatase, β—glucuronidase, cathepsin活性が検出された。それらはiftL清より数倍高く,また剥離の持続期間に対応して活性は高くなつていく傾向のようだつた。だが,lysosome酵素でないLDHは下液と血液ではほぼ同じ活性だつた。
家兎の長短毛様動脈結紮により実験的網膜剥離が観察されたが,そのさいに網脈絡膜のacidむ phosphatase,β—glucuronidase, cathepsin活性の上昇が認められた。
網膜剥離患者の網膜下液にlysosome酵素であるacid phosphatase, β—glucuronidase, cathepsin活性が検出された。それらはiftL清より数倍高く,また剥離の持続期間に対応して活性は高くなつていく傾向のようだつた。だが,lysosome酵素でないLDHは下液と血液ではほぼ同じ活性だつた。
家兎の長短毛様動脈結紮により実験的網膜剥離が観察されたが,そのさいに網脈絡膜のacidむ phosphatase,β—glucuronidase, cathepsin活性の上昇が認められた。
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