icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科29巻8号

1975年08月発行

GROUP DISCUSSION

網膜剥離

著者: 岸本正雄1

所属機関: 1京都大学

ページ範囲:P.973 - P.979

文献概要

1.ライソゾームと網膜剥離(1)網膜および下液の酵素活性
 網膜剥離患者の網膜下液にlysosome酵素であるacid phosphatase, β—glucuronidase, cathepsin活性が検出された。それらはiftL清より数倍高く,また剥離の持続期間に対応して活性は高くなつていく傾向のようだつた。だが,lysosome酵素でないLDHは下液と血液ではほぼ同じ活性だつた。
 家兎の長短毛様動脈結紮により実験的網膜剥離が観察されたが,そのさいに網脈絡膜のacidむ phosphatase,β—glucuronidase, cathepsin活性の上昇が認められた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら