文献詳細
臨床報告
Alcon冷凍手術装置Cryoceps 2 System 3300の白内障手術に対する使用経験
著者: 丸尾敏夫1 竹内忍1
所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.1029 - P.1031
文献概要
白内障手術は近年著しい進歩を遂げ,より安全に行なうことができるようになつてきた。その理由の一つには冷凍手術器械の開発をあげねばならない。わが国では,著者の一人丸尾が大場とともに冷凍手術器械を試作し,それを用いてはじめて白内障手術を行なつて以来1),種々の報告がなされ2),現在白内障手術は冷凍摘出法が主流を占めていると思われ,とくにAmoils冷凍手術装置3)が好んで用いられているようである4)。私どもも白内障手術にはAmoils冷凍手術装置を用いているが,この度Alcon社より発売された冷凍手術装置Cryoceps 2 System 3300を使用する機会を得たので,その使用経験について述べてみたいと思う。
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