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臨床實驗
アレルギー性眼疾患に對するレスタミン「コーワ」の治療成績(第1報)
著者: 植村操1 石川明1
所属機関: 1慶應大學眼科
ページ範囲:P.450 - P.452
文献購入ページに移動 毎年春先にはフリュクテンや鞏膜炎並上鞏膜炎外來患者が多い。現今之等の疾患は結核アレルギー性疾患と考えられ度重なる再發や經過永きによつて患者を惱ます疾患の一群である。私共は常々之等疾患の治療に留意し,其の再發を豫防し或は治療を短縮できないものかと考えて居つたのでちるが,最近米國のBenabrylと化學的同一藥品である邦製レスタミンコーワの提供の機會を得たので本質的に卓効あるかわ疑問であるが偶々結核アレルギー性疾患に使用し好結果を齋すことを知り得たので,未だ症例不充分ではあるが角膜フリュクテン五例,上鞏膜炎並鞏膜炎五例,計十例の實驗例を報告する次第である。
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