文献詳細
文献概要
眼科小史
風眼(4)
著者: 福島義一1
所属機関: 1徳島醫專眼科
ページ範囲:P.461 - P.462
文献購入ページに移動 我國に於て江戸時代中期以降存在するところの特有な疾患であるこの風眼は,何んな發想根據に由來するものであらうか? この課題について考へてみよう。
過去の日本眼科が中國眼科を摸倣し,隨つて,その病理思想が(13)所謂陰陽五輪八廓の説に在ることは明らかである。ところが,この風眼は既述の通り中國眼科の飜譯ものではなく,先輩醫人の獨創的見解が加はつてゐることは確かである。
過去の日本眼科が中國眼科を摸倣し,隨つて,その病理思想が(13)所謂陰陽五輪八廓の説に在ることは明らかである。ところが,この風眼は既述の通り中國眼科の飜譯ものではなく,先輩醫人の獨創的見解が加はつてゐることは確かである。
掲載誌情報