icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科3巻12号

1949年12月発行

文献概要

臨床講義

駆梅療法中に起った視神経の變化

著者: 中島実1

所属機関: 1名古屋大学

ページ範囲:P.544 - P.547

文献購入ページに移動
 大平洋戰爭が終つてから,我國には花柳病が甚だしく増加し,戰前暫くの間は極めて稀であつた種々の時期の梅毒性眼疾患が見られるようになつた.特に最近目につくのは駆梅療法を受けている間又は一クール位終つた後に現われる梅毒性疾患である.不完全な駆梅療法後暫くして起る烈しい乳頭炎はサルバルサンが発見せられてから屡々観察せられ神経再発症として注意せられていたが,駆梅療法中又は後に起る梅毒性眼疾患はやはり視神経に変化を生するものが大部分で,他の部分の変化は稀にしか起らない.
第一例.26歳女(磯部)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら