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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科3巻2号

1949年02月発行

文献概要

Ⅱ臨牀實驗

アスピリン内服に因る眼障碍例

著者: 林脩1

所属機関: 1金澤醫大眼科

ページ範囲:P.51 - P.53

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 解熱劑の中でも,ピラツォロン誘導體のアンチピリン,ミグレニンや,キノリン誘導體の鹽酸キニーネ,バグノン,オイヒニン,プラスモヒン,オプトヒン,レミジン等に因る眼障碍例は,數多く報告されて居るが,カルボール誘導體のアスピリン,アニリン誘導體のアンチフェブリン,フェネチヂン誘導體のフェナセチン,ラクトフェニン等による眼障碍例は餘り多くない。ピラミンドンはアンチピリンと同じビラツォロン誘導體ではあるが,これによる症例もごく稀の樣である。
 アスピリンの副作用として見られるアスピリン疹は,特異體質に基くものが多いが,全藥疹の頻度から見れば少ない方に屬し,殊に眼合併症はごく稀であると言われて居る。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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