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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科3巻2号

1949年02月発行

文献概要

Ⅱ臨牀實驗

一見張員に見た中心性網膜炎に就て

著者: 小口武久1

所属機関: 1桐生厚生病院

ページ範囲:P.72 - P.73

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 太陽光線に因つて惹起される網膜の傷害で有名なのは彼の日蝕觀望後に生ずる日蝕性網膜炎であるが,此の他強光を比較的長時間觀望した後に起るものむあるようである。又日本に多い中心性網膜炎(増田氏)も光線との關係を重視する學者もある。私は南方海上に於て太陽方向の見張に從事した一海兵が網膜黄斑部に變状を來し,此の變状が彼の從事した見張作業と密接な關係を持つて居つたと思われる症例を經驗したので報告したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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