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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科3巻2号

1949年02月発行

Ⅳ私の經驗

1.眼注を眼球内注射と間違へたか 2.一先天性梅毒性角膜實質炎患者のサルバルサン療法 3.動脈内注射藥に就いて

著者: 淸水新一1

所属機関: 1岐阜女子醫專

ページ範囲:P.81 - P.83

文献概要

 1.眼注を眼球内症射と間違へたか。
 吾々眼科醫間では眼球結膜下注射を單に眼注と言つて通つて居り,餘り疑念を抱かないものである。だが素人は勿論眼科以外の方では此の言葉がはつきり分つて居ない人があるのでないであらうか。又眼球内注射と考へて居る方があるのでないであらうか。次の1例を見て斯樣な曖昧な言葉をかりにも使つていけないと痛感したので大要を茲で報告する。
 28歳の男子。昭和14年以來マントー氏反應陽性になり,昭和18年12月16日,昭和19年5月17日とに喀血しその後も時々血痰が出るといふ一見丈夫そうな男子である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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