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綜説
特發性夜盲發現の機序に就て
著者: 中島實1
所属機関: 1名古屋大學眼科
ページ範囲:P.137 - P.140
文献購入ページに移動臨牀的には特發性夜盲は,結膜乾燥症のような他のビタミン缺乏の症状を伴うことはあるが,一般には他覺的症状を缺き,唯暗順應の進行が正常の人に比べて遲くなつて居るために,暗い所で感光度の増進が充分でなくて夜盲を訴えることになる。唯稀に眼底の周邊部に多數の白斑が現われたり,暗順應の進行が一定度で全く止つてしまうような例もあるが,之は寧ろ例外に屬する。
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