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Ⅱ臨牀實驗
眼瞼並眼窩内被細胞腫の2例
著者: 菊川舜二1
所属機関: 1日本醫大眼科
ページ範囲:P.205 - P.208
文献購入ページに移動緒言
内被細胞腫は比較的稀に遭遇する惡性腫瘍にして1869年ゴルヂー氏の命名せるものにして眼窩に於ては1888年ハルトマン氏の記載に始まり,我邦に於ては明治24年加藤氏の報告を以て蒿矢とし,40數例の報告に接するのみである.眼瞼に於ては極めて稀にして高木,德田兩氏は昭和14年其詳細なる報告に於て歐米の文献中16例の報告を見るのみと述べている.本邦に於ても亦僅少にして7例の報告に接するのみである.
元來惡性腫瘍中比較的良性の部類に屬する内被腫も時に惡性にして不幸なる轉歸を取るとともある.就中眼窩に於ては其解剖學的關係より其豫後は眼科的のみならす時には生命を失ふが如き甚だ重篤なる結果を惹起することがある.
内被細胞腫は比較的稀に遭遇する惡性腫瘍にして1869年ゴルヂー氏の命名せるものにして眼窩に於ては1888年ハルトマン氏の記載に始まり,我邦に於ては明治24年加藤氏の報告を以て蒿矢とし,40數例の報告に接するのみである.眼瞼に於ては極めて稀にして高木,德田兩氏は昭和14年其詳細なる報告に於て歐米の文献中16例の報告を見るのみと述べている.本邦に於ても亦僅少にして7例の報告に接するのみである.
元來惡性腫瘍中比較的良性の部類に屬する内被腫も時に惡性にして不幸なる轉歸を取るとともある.就中眼窩に於ては其解剖學的關係より其豫後は眼科的のみならす時には生命を失ふが如き甚だ重篤なる結果を惹起することがある.
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