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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科3巻8号

1949年08月発行

文献概要

Ⅱ臨牀實驗

ツベルクリン反應陰性のフリクテン患者の種々相

著者: 小原博亨1

所属機関: 1名古屋鐵道病院

ページ範囲:P.318 - P.319

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緒言
 予は曾て.フリクテン(以下「フ」とす)患者のツベルクリン(以下「ツ」とす)反應を檢査して小兒期では陰性者が意外に多いのを知つた。そして其の場合のフは非結核性のフであり.一般にフは意外にも非結核性のフが多いのではないかと云う疑念を持つた.其の後種々此のツ反應陰性者に對して對結核檢査を行い,其の場合にも身體に結核が感染している事實が明かな場合があることを知つた.其の一部としてツ反應に因り誘發されるフで,然かも間もなく胸部レ線像に結核性病變を認めて,フ發現時已に結核感染ありと推定されるアレルギー(以下「ア」とす)前期のフを報告したが,更に既往症Koch氏現象等より結核感染があると推定せる場合,陰性アネルギー(以下「アネ」とす)の場合を報告して御批判を仰ぐと共に結核豫防上眼結核は重要なる役割を演ずべき事を強調する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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