icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科3巻9号

1949年09月発行

文献概要

症例

フォスター・ケネディ氏症候群を呈せる2症例に就て

著者: 前川祐誠1 渡邊勇2

所属機関: 1東北大眼科 2東北大桂外科

ページ範囲:P.395 - P.396

文献購入ページに移動
緒論
 フォスター・ケネディ氏(以下フ氏と略)症候群は周知の如くこれのみによつて脳腫瘍の診断,部位及性状を決定し得る特殊の眼症状であり,欧米に於てはS.Zehden以來多数の研究発表があるにも拘らず,本邦に於ては其の報告が極めて廖々たるものであり而も詳細に亘る記載の無い事は,一に我が國の脳外科が甚だ遅れて発達した事を示すのであり從つて最近迄フ氏症候群が臨床家の注意を惹かなかつた所以と考へられる.我々は最近引続いて2例の本症候群を経驗し殊に第2例は稀例に属するものなる故茲に報告する次第である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら