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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻10号

1976年10月発行

文献概要

臨床報告

急性白血病の1例で見られた網膜の毛細血管瘤

著者: 河上勝美1 金上貞夫1 箕田健生1 家坂義人2 横内章2

所属機関: 1東京厚生年金病院眼科 2東京厚生年金病院内科

ページ範囲:P.1167 - P.1173

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緒言
 白血病患者において,その生前および剖検で,種々の眼症状と眼組織変化の見られることは,古くから多くの記載がある1〜5)
 病変は,組織学的には,白血病細胞の浸潤と出血が主であるが,臨床症状は症例ごとに多彩である。加えて近年では,化学療法や血小板輸血などの発達により,白血病の診断後,寛解・増悪を繰返しつつ,年余にわたつて生存しうる者が次第に増加しているので6),眼科領域でも,そのような白血病の病像変遷と相挨つて,過去には気付かれなかつたような所見が,螢光眼底撮影を含め,少なからず報告されるようになつた7〜11)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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