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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻11号

1976年11月発行

臨床報告

全身性エリテマトーデスにより角膜潰瘍を来した症例

著者: 越生晶1 土井治道1 大熊紘1 福田富司男2 吉田秀彦3

所属機関: 1関西医科大学眼科学教室 2和歌山赤十字病院 3京都大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1295 - P.1299

文献概要

緒言
 全身性エリテマトーデス(SLE)の眼症状は眼瞼,結膜,角膜,ブドウ膜,網膜,視神経などに生じる。しかしその多くは眼底の変化であり,角膜の障害についての報告は少ない1〜10)。わが国のSLEによる眼症状の報告例を調査した吉本ら4)によれば,過去42例の報告があり,すべてが眼底病変についての報告であったと述べている。
 このたびSLEの患者で,両眼の角膜中央部に点状の角膜上皮びらんと角膜浸潤を発生し,同剖にて穿孔した症例を経験したので報告し,若干の文献的考察を行なった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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