文献詳細
眼・光学学会
文献概要
緒言
眼底カメラに視標を内蔵させ被検眼がそれを注視することで視機能を反映した写真の得られることは,固視の研究に既に採用されている所である。著者は臨床的に更に活用の幅を広げる目的でマミヤ眼底カメラFR−200の反射主鏡の周囲に発光ダイオードを敷設し,眼筋麻痺の程度判定や複数視標をみる眼位などをみるのに役立つことを第28回臨床眼科学会で報告した。しかしこの方式では黄斑中心窩を直接撮影することができないのでそのための視標を考案し,これが固視点記録にも利用できるので報告したい。
眼底カメラに視標を内蔵させ被検眼がそれを注視することで視機能を反映した写真の得られることは,固視の研究に既に採用されている所である。著者は臨床的に更に活用の幅を広げる目的でマミヤ眼底カメラFR−200の反射主鏡の周囲に発光ダイオードを敷設し,眼筋麻痺の程度判定や複数視標をみる眼位などをみるのに役立つことを第28回臨床眼科学会で報告した。しかしこの方式では黄斑中心窩を直接撮影することができないのでそのための視標を考案し,これが固視点記録にも利用できるので報告したい。
掲載誌情報