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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻12号

1976年12月発行

文献概要

臨床報告

緑内障眼前房隅角の微細構造—(5)アミロイド緑内障

著者: 瀬川雄三1

所属機関: 1信州大医学部眼科学教室

ページ範囲:P.1375 - P.1380

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緒言
 原発性家族性アミロイドージスに開放隅角緑内障が続発することはKaufmanの報告1)以来よく知られているが,本疾患が地域特異性が高くまれな疾患であるためこの型の緑内障に関する報告はきわめて少ない2)
 著者は今日までにこの稀有なる緑内障症例を5例経験しその前房隅角組織を電顕にて観察する機会を得た3〜5)。その結果原発性家族性アミロイドージスに続発する開放隅角緑内障はアミロイド緑内障とも呼ぶべき特異的な前房隅角組織の微細構造変化を呈することを確認すると同時に,開放隅角緑内障の流出抵抗増大の場は内皮網であることを強く示唆する所見が得られたのでここに報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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