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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻12号

1976年12月発行

文献概要

眼・光学学会

スペックルパターンによる眼屈折度の測定(乱視度の測定)

著者: 和田新二1 加藤康夫1

所属機関: 1東京光学機械(株)

ページ範囲:P.1441 - P.1446

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緒言
 レーザースペックルパターン(以下スペックルと略す)を利用した眼屈折度測定法1)は自覚式検眼法と検影法との中間の性質をもつもので自覚的な検影法といつてもよい。被検者に課せられる判断はスペックルの流れの方向,速度を指示するだけで比較的容易であり,幼児,老人等検者と被検者の意志伝達が困難な場合にも有効な眼屈折度測定法であるが,現在のところ測定例は多くない2〜4)
 今回著者らは,イメージローテーターを利用した乱視度の測定が可能なスペックル眼屈折度測定装置を試作し,E. Ingelstam4),D. Malacara5),の提案によるそれぞれわれわれが直接法,間接法と呼ぶ2種類の方法で測定を行ない,自覚式検眼法との対比によりその実用可能性を検討したので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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