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特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
血族結婚による女性罹患者を含むCongenital Retinoschisisの一家系
著者: 内野允1 清水昊幸1
所属機関: 1自治医科大学眼科学教室
ページ範囲:P.145 - P.151
文献購入ページに移動Retinoschisisは,わが国では網膜披裂または網膜分離病と呼ばれ,先天性,後天性(老人性),続発性の3種に大別される1)。そのうちX染色体劣性の遺伝形式を示すCongenital Retinoschisis(以後C.R.と略す)は欧米では多数の報告例があり,とくにKrausher2)等が多数の症例について詳細な検討を加えている。しかしわが国におけるその家族内発生の報告例は未だ少数3)のようである。われわれは二世代にわたり4名の患者を含むC.R.の典型的な一家系を経験した。しかもこの家系の特徴として,
①家系内に血族結婚を有すること。
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