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特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その2) 学会原著
眼底像からみた,いわゆる播種性脈絡網膜炎の病型
著者: 星兵仁1 石川靖彦1 三田洸二1 松田恭一1 高橋利兵衛1 田沢豊1
所属機関: 1岩手医科大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.183 - P.189
文献購入ページに移動播種性脈絡網膜炎は,眼底に散在性の病巣を生じ,病期の進行に伴つて,種々な程度の瘢痕巣が混在する特有な所見を示す眼疾患1)とされているが,近年は,本症の主な原因とされてきた結核あるいは梅毒の罹患者の減少と共に,本症に関する報告2,3)は少なくなつている。
私達は,最近数年間に経験したいわゆる播種性脈絡網膜炎の6例について,眼科的ならびに全身的諸検査を行なつたところ,特に,検眼鏡的および螢光眼底所見から,本症には幾つかの病型の存在が老えられたので報告する。
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