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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻2号

1976年02月発行

文献概要

臨床報告

一次性を疑わしめた二次性片眼網膜色素変性症の1例

著者: 阿部春樹1 庭山直子1 木村重男1

所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.245 - P.250

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緒言
 片眼性網膜色素変性症は,1865年Pedraglia14)によつて報告されで以来,すでに内外に多くの報告がある。しかしこれらの中には,二次性のものが多く,一次性のものは極めて少ないように思われる。近年,電気生理学的立場から検討がなされ,厳密な意味での一次性片眼網膜色素変性症の存在そのものについても,疑問が提起された。
 著者らは最近,すべての点で,一次性片眼綱膜色素変性症に一致する症例に遭遇したが,既往歴から二次性網膜色素変性症と,考えざるをえなかつた1例を経験した。以下にその概要を報告し,若干の考察を加えてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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