文献詳細
特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その3)
学会原著
文献概要
緒言
網膜受容器機構の研究は,光化学的,電気生理学的,心理物理学的など各分野にわたり研究が進められ,現在錐体にはblue, green,ならびにredにそれぞれ最大吸収感度を持つ3種類のvisualpigmentが確認されている。
心理物理学的には,従来各種の閾値測定法によりこれら3種類のvisual pigmentあるいは機構体に相当するスペクトル感度の測定が行なわれている。しかしながら,心理物理的手法による閾値測定はMaxwellian viewの方式を用いて行なわれるが,測定手技の繁雑さのために臨床上これを実用的に用いるのはなお困難である。臨床的には量的視野計の反射面を利用することが実際的であるが,現在使用されているTübinger peri—meterは検査点用光源の光量が充分でなく,組み込まれているinterference filterの数が少ない等の欠点がある。
網膜受容器機構の研究は,光化学的,電気生理学的,心理物理学的など各分野にわたり研究が進められ,現在錐体にはblue, green,ならびにredにそれぞれ最大吸収感度を持つ3種類のvisualpigmentが確認されている。
心理物理学的には,従来各種の閾値測定法によりこれら3種類のvisual pigmentあるいは機構体に相当するスペクトル感度の測定が行なわれている。しかしながら,心理物理的手法による閾値測定はMaxwellian viewの方式を用いて行なわれるが,測定手技の繁雑さのために臨床上これを実用的に用いるのはなお困難である。臨床的には量的視野計の反射面を利用することが実際的であるが,現在使用されているTübinger peri—meterは検査点用光源の光量が充分でなく,組み込まれているinterference filterの数が少ない等の欠点がある。
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