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連載 眼科図譜・221
Geographic Choriocapillaropathy
著者: 荻野誠周1 田淵保夫1 深尾隆三1 永田誠1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院眼科
ページ範囲:P.395 - P.396
文献購入ページに移動Geographic choroiditisの概念は,これまで全く定かでなかつた。しかし最近choroidal vascular networkの研究やPosterior ciliary artery obstructionあるいはChoriocapillaris ischemiaなどの臨床的知見の増大と相まつて,本症例ならびに類似症例の報告もしばしば誌上にみられるようになり,ようやくclinical entityとして確立せんとしている。Helicoid peripapillar chorioretinal degeneration, Geo—graphic helicoid peripapillary choroidopathy, Subacute posterior multifocalplacoid pigment epitheliopathyさらにAcute retinal pigment epithelitisなどと障害程度が脈絡膜深部にまで及び変化のやや強いものから,障害が表層性で網膜色素上皮層に主として認められる症例群をも含めて,現在なおその異同については様々の考え方が存在することは否めない。しかしいずれも,病変の座がchoriocapillarislevelに存在することは螢光眼底所見上ほぼ明らかとなつてきている。
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