文献詳細
特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (4)
学会原著
文献概要
緒言
老人性白内障は65歳以上の老人の約95%にみとめられるといわれるほど頻度の高い疾患である。それにもかかわらず,成因は現在までほとんど不明である。本症を水晶体老化の延長線上におこるとする考えは,今日一応妥当なものと思われるが,実際には,遺伝,あるいは幾多の環境因子が発病と進行に複雑に絡みあつている。私共は今回老人性白内障の型と進行に影響を与える諸要因を明らかにする目的で,臨床的統計を試みた。成績の一部をここに報告する。
老人性白内障は65歳以上の老人の約95%にみとめられるといわれるほど頻度の高い疾患である。それにもかかわらず,成因は現在までほとんど不明である。本症を水晶体老化の延長線上におこるとする考えは,今日一応妥当なものと思われるが,実際には,遺伝,あるいは幾多の環境因子が発病と進行に複雑に絡みあつている。私共は今回老人性白内障の型と進行に影響を与える諸要因を明らかにする目的で,臨床的統計を試みた。成績の一部をここに報告する。
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