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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻5号

1976年05月発行

文献概要

連載 眼科図譜・222

若年型Gaucher病の螢光眼底所見

著者: 上野脩幸1 梶谷喬2 藤原順子2 小渕聖子2

所属機関: 1川崎医科大学眼科学教室 2川崎医科大学小児科学教室

ページ範囲:P.513 - P.514

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〔解説〕
 Gaucher病は先天性の代謝障害によりcerebrosideが網内系細胞および組織球系細胞に多量に蓄積される稀な疾患であり,いわゆる脂質代謝異常症とされている。その眼底病変に関する報告はきわめて少なく成書1,2)によれば網膜出血,浮腫,黄斑周囲輪状変性,周辺部網膜の小点状白斑,きわめて稀に黄斑部にcherry red spotがみられると記載されている。本邦では柳田3),松本4)が,網膜に多数の小点状白斑が認められた例を詳細に報告している。われわれはこのたび若年型Gaucher病の1例において両眼網膜に点状白斑を認め,カラー,螢光眼底撮影を行なつたので報告する。
症例:8歳,男児

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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