文献詳細
特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その5)
学会原著
文献概要
緒言
副腎皮質ホルモン剤は1949年Henchらにより関節リウマチに対して臨床的に使用されて以来,その強力な抗炎症作用故に適応範囲は拡大し,眼科領域においても重要な位置を占める薬剤となつている。
眼科領域における副腎皮質ホルモン剤の使用法には全身投与法と眼科特有の局所投与法があり,それぞれ劇的な効果をえている。その反面,多彩な副作用とprotective effect1)をえる量を使用するので下垂体・副腎皮質系に対する抑制が大きな問題となる。現在われわれが日常行なつている方法について下垂体・副腎皮質系に与える影響を知ることは是非必要なことである。
副腎皮質ホルモン剤は1949年Henchらにより関節リウマチに対して臨床的に使用されて以来,その強力な抗炎症作用故に適応範囲は拡大し,眼科領域においても重要な位置を占める薬剤となつている。
眼科領域における副腎皮質ホルモン剤の使用法には全身投与法と眼科特有の局所投与法があり,それぞれ劇的な効果をえている。その反面,多彩な副作用とprotective effect1)をえる量を使用するので下垂体・副腎皮質系に対する抑制が大きな問題となる。現在われわれが日常行なつている方法について下垂体・副腎皮質系に与える影響を知ることは是非必要なことである。
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