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特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著
虚血性視神経症の1経過とその剖検
著者: 三宅養三1 杉田元太郎1 市川宏1 名倉宏2
所属機関: 1名古屋大学医学部眼科学教室 2名古屋大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.533 - P.541
文献購入ページに移動いわゆる虚血性視神経症Ischemic OpticNeuropathyは古くはArteriosclerotic Pa—pillitis,Optico Malacia,Vascular Pseudo—papillitis,Papillary Apopiexy,視東中心動脈閉鎖(あるいは栓塞)等の名称で呼ばれていた疾患をさすものと考えられるが,Hayreh,S.S.1)のいうAnterior Ischemic Optic Neuropathyは視神経の虚血性障害部位をより具体的に示した病名と考えられる。
今回われわれは,Anterior Ischemic OpticNeuropathyの発病からのほぼ全経過と発病後40日目に心筋梗塞の発作のため死亡したため,その剖検を併せ観察する機会をえたので報告する。
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