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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻5号

1976年05月発行

文献概要

特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その5) 学会原著

視神経障害を示すものの解析と治療

著者: 井街譲1 下奥仁1 可児一孝1 青山達也1 岡本のぶ子1 奥沢巌1 絵野尚子1 黛公子1 古林晴臣1 三村治1

所属機関: 1兵庫医科大学眼科学教室

ページ範囲:P.553 - P.569

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緒言
 視神経疾患の眼底所見は,乳頭の浮腫,混濁,充血,萎縮が主であり,これに動静脈の走行,充盈状態,白鞘化,あるいは乳頭近傍の網膜所見が加わるにすぎない。そしてその治療は,この限られた検眼鏡的所見を基本に視力,視野などの眼科的検査法と脳神経学的検査法とを組合せて病因を追求し,可及的に原因療法が行なわれる。しかしながら,病因が不明で対症療法に止らざるをえない場合も多い。われわれは,1972年4月兵庫医大眼科開設以来,取扱つてきた,多数の視神経疾患に対し行なつた治療について検討を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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