icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻6号

1976年06月発行

文献概要

特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著

片眼眼球突出の診断

著者: 丸尾敏夫1 竹内真1

所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.659 - P.666

文献購入ページに移動
緒言
 眼球突出の診断法は眼窩静脈撮影,超音波検査,あるいは放射線同位元素によるscintigra—phyなどによつて,近年いちじるしい進歩をとげた。これらの診断法の個々については,わが国でもすでに報告がなされているが,総合的な評価はあまり行なわれていない1,2)。これらの診断法それぞれは有用であるが,万能であるともいい難い。
 一般に,検査は患者への侵襲度,特殊設備の必要性,あるいは安全性などからみて,診断の順序も考慮されなければならない。眼球突出には,そのような系統的な診断法についての報告も乏しいようである3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?