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特集 第29回日本臨床眼科学会講演集 (その6) 学会原著
片眼眼球突出の診断
著者: 丸尾敏夫1 竹内真1
所属機関: 1帝京大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.659 - P.666
文献購入ページに移動緒言
眼球突出の診断法は眼窩静脈撮影,超音波検査,あるいは放射線同位元素によるscintigra—phyなどによつて,近年いちじるしい進歩をとげた。これらの診断法の個々については,わが国でもすでに報告がなされているが,総合的な評価はあまり行なわれていない1,2)。これらの診断法それぞれは有用であるが,万能であるともいい難い。
一般に,検査は患者への侵襲度,特殊設備の必要性,あるいは安全性などからみて,診断の順序も考慮されなければならない。眼球突出には,そのような系統的な診断法についての報告も乏しいようである3)。
眼球突出の診断法は眼窩静脈撮影,超音波検査,あるいは放射線同位元素によるscintigra—phyなどによつて,近年いちじるしい進歩をとげた。これらの診断法の個々については,わが国でもすでに報告がなされているが,総合的な評価はあまり行なわれていない1,2)。これらの診断法それぞれは有用であるが,万能であるともいい難い。
一般に,検査は患者への侵襲度,特殊設備の必要性,あるいは安全性などからみて,診断の順序も考慮されなければならない。眼球突出には,そのような系統的な診断法についての報告も乏しいようである3)。
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