文献詳細
臨床報告
文献概要
緒言
一側性眼球突出をきたす原因としては,腫瘍と炎症が大部分であるが,小児においては,成人に比べると腫瘍によるものが多く,炎症によるものは少ないといわれている。そして,小児に比較的稀な副鼻腔嚢腫のように慢性に経過して炎症所見の少ないものでは,眼窩腫瘍との鑑別に困難を感じる場合もある。
今回著者らは,4歳の女児で一側性眼球突出をきたし,初期に眼窩腫瘍が疑われたが,手術により前頭洞膿嚢腫と診断された症例を経験したので報告する。
一側性眼球突出をきたす原因としては,腫瘍と炎症が大部分であるが,小児においては,成人に比べると腫瘍によるものが多く,炎症によるものは少ないといわれている。そして,小児に比較的稀な副鼻腔嚢腫のように慢性に経過して炎症所見の少ないものでは,眼窩腫瘍との鑑別に困難を感じる場合もある。
今回著者らは,4歳の女児で一側性眼球突出をきたし,初期に眼窩腫瘍が疑われたが,手術により前頭洞膿嚢腫と診断された症例を経験したので報告する。
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