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臨床報告
全眼球炎の化学療法,特に抗生剤大量投与療法—Carbenicillin大量投与による眼内移行ならびに臨床効果
著者: 大石正夫1 本山まり子1 西塚憲次1 小川武1
所属機関: 1新潟大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.835 - P.840
文献購入ページに移動全眼球炎は重篤な眼感染症で,なかでも緑膿菌によるものの予後は不良である6)。
近年,広域合成ペニシリン剤の一つであるCarbenicillinの大量投与によるグラム陰性桿菌,特に緑膿菌感染症に対する臨床効果がクローズアップされてきている。全眼球炎に対しても当然その適応が考えられて臨床効果が期待されるところである。
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