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総説
眼科領域における抗生物質療法の展望
著者: 徳田久弥1
所属機関: 1杏林大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.901 - P.905
文献購入ページに移動このところ新しい抗生物質はセファロスポリン系のものとアミノ配糖体にいくつかでているが,新薬として許可され発売されるものとなると非常に少ない。したがつてここ数年来地位を確保したものとなると,Sulbenicil—lin (SB-PC,リラシリン)とDideoxy kanamycin B(DKB:Panimycin)のほかは,マクロライド類似群のClindamycin (ダラシン)と,それに特異な広域スペクトル抗生物質として緑膿菌に対する効果が評価されているスペイン生れの経口剤ホスホマイシン(FosfomycinFOM,筋注用,シロップ剤もある)ぐらいのものであろう。セファロスポリン系のものでは;
Cephapirin:CETに抗菌力がにているが筋注時の疼痛,腎毒性が少ない(CEP)。
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