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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科30巻8号

1976年08月発行

文献概要

臨床報告

最近5年間の網膜剥離手術症例の統計的観察および術後6カ月以上観察した復位症例の視力ならびに合併症の検討

著者: 檜垣忠尚1 難波彰一1 山田いほ子1 松山道郎1

所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室

ページ範囲:P.941 - P.946

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緒言
 今日まで網膜剥離の病態,臨床像ならびに手術成績に関する文献はおびただしく正に枚挙にいとまをみない程である。しかし,視力予後および復位例において視力改善を認めない症例についてその病因を詳細に検討した報告は意外に少ない。
 今回著者らは,1970年1月より1974年12月までの5年間に大阪市立大学眼科にて入院加療を受けた網膜剥離患者200名を対象に,病態,手術方法,成績,およびfollow-upしえたものの視力予後について統計的観察を試み,特に,復位後における視力の回復不良症例について若干の検討を加えて報告した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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