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臨床報告
最近5年間の網膜剥離手術症例の統計的観察および術後6カ月以上観察した復位症例の視力ならびに合併症の検討
著者: 檜垣忠尚1 難波彰一1 山田いほ子1 松山道郎1
所属機関: 1大阪市立大学医学部眼科学教室
ページ範囲:P.941 - P.946
文献購入ページに移動今日まで網膜剥離の病態,臨床像ならびに手術成績に関する文献はおびただしく正に枚挙にいとまをみない程である。しかし,視力予後および復位例において視力改善を認めない症例についてその病因を詳細に検討した報告は意外に少ない。
今回著者らは,1970年1月より1974年12月までの5年間に大阪市立大学眼科にて入院加療を受けた網膜剥離患者200名を対象に,病態,手術方法,成績,およびfollow-upしえたものの視力予後について統計的観察を試み,特に,復位後における視力の回復不良症例について若干の検討を加えて報告した。
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